2007年03月07日13:592月6日NY株式相場

2月6日(ブルームバーグ):

 米国株:小幅上昇。銀行や保険会社の買収発表が金融株を押し上げた。
S&P500種株価指数の採用銘柄では、モーゲージ保険を手掛けるMGI
Cインベストメントが値上がり率トップ。

  MGICはライバル企業のラディアン・グループを49億ドルで買収するこ
とに合意した。米金融資産管理ステート・ストリートも上昇。ステート・ストリ
ートが前日発表した45億ドルの企業買収について、モルガン・スタンレーは買
収がステート・ストリートの増収率拡大につながる可能性があると指摘した。

この日はテクノロジー株が続落したことから、相場の上昇が抑えられた。
写真用品大手のイーストマン・コダックが、プリンター世界最大手のヒューレッ
ト・パッカード(HP)に対抗し、新しいプリンターの発売を明らかにしたのが
背景。半導体のナショナル・セミコンダクターは売り上げ見通しの下方修正が嫌
気され下落、半導体株を押し下げた。

チャールズ・シュワブで70億ドルの資産運用に携わるポール・アラン・デ
ービス氏は、「当社は引き続き2007年は明るい年になると見ている。しかし、
おそらく投資リターンは昨年よりは劣るだろう」と語った。

S&P500種株価指数は前日比1.01ポイント(0.1%)上げて1448。ダウ
工業株30種平均は同4.57ドル高の12666.31ドル。ナスダック総合指数は同
0.89ポイント上昇して2471.49。

前日の株式市場ではS&P500種とナスダックが下落。1月の米非製造業
景況指数が予想を上回り、景気拡大の加速に伴うインフレ誘発が懸念されたのが
背景。

MGICは11%急伸。ラディアンの株価も上昇した。6日の発表資料によ
ると、MGICはラディアン1株に対し、MGIC0.9658株を交換する。これ
に基づくラディアン株の価値は2日のラディアンの終値61.28ドルを下回る。

テクノロジー株が安い

HPは売りを浴び、ダウ平均採用銘柄のなかで値下がり率トップだった。
一方、コダックの株価は上昇。業界のアナリストによると、コダックが発売を計
画する新プリンターのカラーインク・カートリッジはおよそ15ドル(約1800
円)で、一部競合他社の半額程度。

ナショナル・セミコンダクターも安い。同社はアジア地域からの受注伸び
悩みを理由に、3四半期連続で売り上げ見通しを下方修正した。同社によると、
2006年12月−2007年2月(第3四半期)の売上高見通しは前期比14−15%

が予想されている。従来予想では8−11%減だった。

NWDインベストメンツのジャイルズ・ナイト氏は、「テクノロジー企業
全般にわたって受注に大きな伸びは見られない。半導体事業ではまったく伸びは
見られない。投資家は事業の回復を望んでいるが、まだそこには至っていない」
と語った。

このほかのテクノロジー株では、コンピューターグラフィック(CG)用
半導体メーカー、エヌビディアが上昇した。JPモルガンが同社の株式投資判断
を「ニュートラル(中立)」から「オーバーウエイト」に引き上げたのが好感さ
れた。

公益事業株は上昇

ダウ・ジョーンズ公益事業株価平均は6営業日続伸、高値を更新した。5
日に発表されたブッシュ米大統領の予算教書のなかで、公益事業への歳出拡大が
示されたのが引き続き買い材料となった。

2兆9000億ドルが請求されている08年度予算のうち、原子力発電を含む
大型発電所には40億ドルが、また再利用可能なエネルギーの供給や新たな送電
技術には10億ドルの歳出が見込まれている。

米最大規模の原子力発電所を運営するエクセロンは上昇。ドイツ銀行証券
は同社の株式投資判断を「ホールド」から「買い」に引き揚げて、株価目標を
64ドルから73ドルに引き上げた。

訪問化粧品販売大手のエイボン・プロダクツも上昇。2006年10−12月期
決算は6四半期ぶりに増益となったのが買い材料だった。当期は広告費が増大し
たが、海外での売り上げが拡大した。



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